ツギハギ日本の歴史

日本の歴史を、歴史学者の先生方などの書籍などを元に記述します。

後水尾天皇の時代

・1620年 Verulam男爵,Francis Baconは『Novum Organum』を著した。

※自身の著作に「Novum」と冠したのは、Aristotelēsの以来の「Organon(学問方法論)」を旧時代のものとして、新たな方法論を打ち立てるという自負に由来する。彼はOrganonを、人間の権能を行使するために、人間の知性を開くための補助手段(auxilium)だと位置づけた。つまり、限界のある人間の知性を補強する人工物である(戸田山和久『教養の書』)。

・1625年 Shyaam a-Mbul a NgoongによるBushoong(Kuba)君主国が成立した。

※Bushoongの君主は、大地の豊穣と共同体の子孫繁栄を保障する存在であった。そうした君主には夫人の前で食事を行うことや何も敷いていない土地を歩くことなどが禁じられるなど、儀礼的な禁忌が設けられていた(君塚直隆『君主制とはなんだろうか』)。