ツギハギ日本の歴史

日本の歴史を、歴史学者の先生方などの書籍などを元に記述します。

後三条天皇の時代(治暦)

・治暦4年(1068) 4.19 尊仁親王践祚した(後三条天皇)。(『本朝世紀』)

後三条天皇の母,禎子内親王藤原道長の孫である。しかし、宇多天皇以来の母親が非藤原氏天皇であるという点において画期であったと考えられる(美川圭『院政 増補版』。)

・1069~1070年 カラ カン朝にて、ユースフ ハーッス ハージブによる教訓詩『クタドグ ビリク』が製作された。

アラビア文字を用いたテュルク語で記された。中央アジアがテュルク化したことの証左である(岡田英弘「中央ユーラシア、世界を動かす」『岡田英弘著作集 Ⅱ』)

※カラ・カン朝以降も、西トルキスタンではイラン文化は色濃く残り、ペルシア語を話す人々も多かった(岡本隆司『世界史序説』)。