ツギハギ日本の歴史

日本の歴史を、歴史学者の先生方などの書籍などを元に記述します。

後光明天皇の時代

・1648年 Westphalica条約(羅:Pax Westphalica,独:Westfälischer Friede)が締結された。

※この条約によりEuropa諸国は、各々の国の領土を尊重し、内政干渉を避けることが決定された。それをもって、大航海時代が終わったとすることが多い(平川新『戦国日本と大航海時代』)。

・慶安3年(1650) 方言集『片言』が刊行された。

※珊瑚樹の読みが「サンコジ」とあることから、上方語では拗音の「シュ」「ジュ」は、直音の「シ」「ジ」と発音されていたことがわかる(倉島節尚『中高生からの日本語の歴史』)。

・1651年 トマス ホッブズは『リヴァイアサン』を刊行した。

※トマスは国家の根底に、一方は生命を、他方は金ないしは労働を得るという契約が、恐怖によって強制的に結ばされているという構造を説いた。そうした契約は、暴力的強制のみでは国家が持続しないことを示している(柄谷行人『世界史の構造』)。